「その感覚を持ちながら街を歩くと、
まるで異国のように何もかもが新鮮な感覚で
受け止められるのは、驚きに近い発見でした。」
これは5月10日に開催したワークショップ、
【巡礼のように歩く~プレゼンスを持って街へ出よう!】
にご参加いただいた方のご感想です。
5月10日のワークショップはそよ風が心地よい
街を歩くには絶好の日和でした。
前半は室内でワーク。
【巡礼のように歩く】とはどういうことか?
古来から大切にされてきたことを、
現代を生きる私たちがどのように生かせるか?
そのための体感ワークを行いました。
そして後半はいざ、神楽坂の街へ!
このワークショップの体験談を書いていただいたキムラさん(女性)
の承諾を得て全文を掲載させていただくことにしました。
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とても滋味深い体験でした。
街に繰り出すとき、ヘッドフォンを装着して
外的環境から遮断した状態で歩くことがあります。
この行為を自分なりに考察してみたのですが、
恐らく外の刺激に影響を受けないようにして、
自分の世界を守ろうとしているのだろうと考えました。
今回体験したのは、
それとはまったく逆のアプローチで自分の世界を守る方法でした。
外的影響を遮断するのではなく、むしろ意識を拡大して
内と外とを繋げていくことで、ふとした変化にも敏感になり、
心の機微が見えてくる。
また、感性を研ぎ澄ませることで、
セレンディピティが鍛えられる。…そんなふうに感じました。
自己と他者、内的環境と外的環境というふうに
切り分けて考えるのではなく、大いなる全体の一部として、
あるいは自分自身が大いなる全体そのものとして
意識を広げていくと、縮こまって凝り固まっていた
心と身体が開いていき、より自分らしく、
ありのままでいられるようになる。
その感覚を持ちながら街を歩くと、
まるで異国のように何もかもが新鮮な感覚で
受け止められるのは、驚きに近い発見でした。
でも、これは“非日常的”なものなのだろうか?
もしかしたら、私たちが日常だと思っているものが
実は非日常であって、今回体験したような感覚こそが、
本来人間が持ち合わせている日常的な感覚なのではないか?
と思えてなりません。
ただ…、普段は街(人混み)の中で外的環境から遮断して
身を守るようにしてきたからこそ、意識を拡大して
全方向的に意識を向けるのは、想像以上にエネルギーを使ったようです。
それほど動き回ったわけではないはずですが、
どっと疲れが押し寄せてグッタリしてしまいました(笑)。
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今回のワークをたのしんでいただけたようでうれしいです。
このご感想は家に戻られてからメールでいただいたものですが、
後で疲れが出てしまったのですね。
今回は少しペースが早かったかもしれません。
反省^^;
次回は濃密さを失わず、
でも家に戻っても「心地よい疲れ」くらいで
いられるような内容でいきますね。
感覚のワークは筋トレのようなものですから、
少しずつ慣らしていけば疲れなくなります。
ディフェンスしている状態より、
きっと楽でいられるので、続けていただけるとうれしいです。
今回ご参加できなかった方、
次回の開催にはぜひご参加くださいね。
5月のワークショップは
【どんじゃらほい!プロジェクトVol.2】
さらに過激なトークライブ&ワークとなって第二弾開催です!
気づきとアウェアネスの技術~覚技ワークス主宰★新海正彦