自分に対してひらき直って
「今のままの自分でよし」とする。でもそのかわりに
自分をていねいに見つめ続ける。
これって口でいうのはたやすいけれど
実際にそうしようとすると難しかったりします。
なぜなら自分自身をありのままに見つめることは
結構、こわいことだからです。
どうしてもダメな自分を直視したくないという
恐怖やためらいの気持ちが生まれてきます。
またひらき直ろうとしてもそのとたんに、
「今のままの自分でいいはずがない!」
「そんなんじゃ変われないに決まっている!」
「つらい努力をするからこそ成果が得られるもの!」
「変わろうとしなきゃ変われるはずがない!」
といったこころの声が邪魔をしてきます。
そこで覚技で考えたのが、
どんなこころの声が起きても関係なく
自分自身をより深く具体的に観察するための
”とくべつな視点” や シンプルなワーク法を
お伝えする「楽しい修行」です。
なぜ楽しい修行と呼ぶことにしたのかというと、
人間、むじゃきな子どもみたいに
楽しく夢中に遊んでいるときのほうが
かざらない本来のその人らしさ
をみせるものだからです。
そういった明るくあたたかな状況のとき
こころはゆるみ すなおなきもちや行動が出やすくなるので
楽しさを大切にしたワークを行おうというわけです。
ツラさや葛藤といったこころの摩擦がともなう
自己探求や自己開発をして自分をみつめるだけが
唯一の方法ではありません。
楽しみながら自然とこころをゆるませて
もっとむりのない形で自分とふれやすくする
こともできる。ということで考えだしたのが、
覚技の 【たのしい修行】 なのです。