■新海正彦(シンカイ マサヒコ)
アウェアネスアート研究所 主宰
’90年のネルソン・マンデラ来日歓迎会では、マンデラ氏本人から
パーカッション・ユニットの演奏を称賛される。
音楽制作(キャノン CM音楽など)のほか、天河神社立柱式典での奉納演奏、
キム・ドクス・サムルノリ(※1 韓国の伝統的打楽器演奏集団)との共演など、
ユニークな演奏活動の経験を持つ。
※1 キム・ドクス・サムルノリ:韓国を代表する打楽器・演奏家ユニット。
韓国伝統芸術の世界化に貢献。“神がかりの音”とも評され、国内外に
熱狂的なファンを持つ。2002年サッカーW杯では音楽団長として活躍。
10代から常に壁に囲まれているような閉塞感を感じる日々を過ごし、
エンカウンターグループなどの心理療法に参加。自分の精神活動や
心の仕組みについて取り組み始める。
からだが貧弱だったことから20歳より身体性に興味を持ち、野口整体を学び、
また竹内演劇訓練所で演劇のほか、野口体操などからだの動きについて学ぶ。
同時期、太極拳を修得。‘79年より太極拳教室をもつに至る。
その後、からだの中心軸を大切にする日本の武術に出会い修練を続ける。
’84年に来日したエヴァ・ライヒ氏(フロイトの直弟子ライヒの実娘)との出会いをきっかけに
心理療法を学び始める。また心理学の勉強上、シャーマニズム、神秘主義、
秘教的伝統、古神道など、ルーツ的体系についての造詣も深め、インド、
エジプト、中東、アメリカ、北極圏、ヨーロッパなど各地へ足を運ぶ。
’98年のラコタ族・ケビン・ロック氏との共演で触発され、
音は身体と心に深い関係があることを痛切。
それを探求するワークショップ、「サイレント・サウンド・クエスト」を開催。
からだの動きについて、アレキサンダーテクニークなどの
ボディワークの先生方と交流を重ねながら探求。
もっとも強く影響を受けたのはトランスパーソナル心理学を日本に紹介した
セラピストの吉福伸逸氏(※2)。氏の人としての在り方に感銘を受け、
’04年から’12年まで同氏よりセラピストとしての指導を受けた。
氏からの学びをベースにして、ボディワーク、武術、心理療法、シャーマニズム、
音楽のエッセンスを【覚技】としてまとめワークショップを開催。
2015年、より本質的な方向性を探究すべく、名称を【アウェアネスアート研究所】と変更。
共著に【吉福伸逸の言葉】(向後善之+ウォン・ウィンツアン+新倉佳久子+新海正彦)
コスモスライブラリーより2015年4月30日発刊。
※2吉福伸逸:著述、翻訳家。セラピスト。
1970年から日本に初めて、トランスパーソナル心理学、ニューサイエンスなどの
分野を体系的に紹介。著作も含めて百数十冊に及ぶ翻訳、著作活動をおこなう。
日本の心理学、セラピー、精神世界、思想の分野に多大な影響を及ぼした。
2013年永眠。
1953年東京月島生まれ。葉山御用邸近くの横須賀在住。
アウェアネスアート研究所 主宰
(株)アクロアシス代表取締役