【吉福伸逸の言葉】にすばらしいカスタマーレビューが!

 

アマゾンカスタマーレビュー

アマゾンの【吉福伸逸の言葉】にカスタマーレビューがつきました!
しかも、とても好意的な内容でうれしいです。

「吉福氏が残したものは、直接的・間接的な影響も含めて多岐に渡るはずだが、
この本もまたそうした果実の一つだと思う」(NKBさん)

以下、アマゾンカスタマーレビューより転載させていただきました。

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【吉福伸逸氏が残したもの】
投稿者 NKB 投稿日 2015/6/16
吉福伸逸氏のことは、これまでに出版された著書や翻訳書、
それにいくつかの講演等を通じて知っていたに過ぎないが、
その言葉には何ともいえない説得力があると感じてきた。

「腑に落ちる言葉の語り手」、吉福氏に対しては特にそんな印象を持っていた。
この本は、まず、吉福氏が送ってきた興味深い人生の軌跡を辿ることから始まる。

次に、彼がどのような理論や枠組みを基にして
ワークショップを展開してきたのかが詳しく述べられていく。

そして、「変化と葛藤」「セラピー」「社会」という三つのテーマに沿って
吉福氏の言葉を紹介しながら、それぞれについて掘り下げた解説が
なされていくという構成である。

執筆者はいずれも、吉福氏が2000年代以降の日本で行ってきた
ワークショップでアシスタントを務めた人たち。
おそらくは、この時期の吉福氏が伝えようとしていた事柄を
最も深く受け止める立場にあったのだろう。

それぞれの文章からは、吉福氏と身近に接してきた人々ならではの
理解が随所にうかがわれ、こちらの心にもスッと入ってきた。
これは、執筆者たちがさまざまな場面に向き合い、
時にはもがいたり苦しんだりしながら歩んできた過程が
反映されているからだと思う。

模倣や借り物の理解ではこうはならないはず。
吉福氏が残したものは、直接的・間接的な影響も含めて
多岐に渡るはずだが、この本もまたそうした果実の一つだと思う。

何よりも、単純な言行録とか功績を称えることに終始するような
内容ではなくて、読み手が気づきにいたるための材料や視点を
多角的・重層的に提供するような作りになっているところがとてもいいと思った。

この本そのものが、本書中に述べられている
「コンテキスト」(場、背景)となってくれるような気がする。
そんな手応えのある書物である。

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このコメントを書いてくださった方に感謝です。
きっと深く読み込んでくれたのだと思います。
読んでいて胸が熱くなりました。もう涙目です。

アウェアネスアート研究所 主宰 新海正彦


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